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おうちえん城西

2024/09/28

“つながり”を大切に…

こんにちは、
ちいさなおうちえん城西の可児です。

 

 

今年は残暑が厳しく、
先週まで夏のような暑さが続いていましたが、
今週に入って少しずつ和らぎ始め、
いつの間にか、
セミの声がコオロギの声に変わり、
日が落ちるのも少しずつ早くなってきて、
季節はどんどんと
秋に近づいていっているのを
感じるようになってきた
今日この頃です。

 

 

9月に入っても連日続く暑さに、
子どもたちは毎日、
「今日、お水する~?」と聞き、
まだまだ水あそびができそうな気配に期待をし、
先週まで保育士も子どもたちも
残り少ない夏の楽しさを噛みしめていました。

 

 

また、夏の始まりに読み聞かせをした
『おばけなんてないさ』の絵本がお気に入りで、
今でも「おばけ見る~」と言って
誰かが絵本を持ってくると、
自然と他の子どもたちも集まって来て、
みんなで一緒に歌いながら
絵本の世界を楽しんでいます。

 

 

ところどころ、うろ覚えの部分は
ごにょごにょとなっている子どもたちですが、
自信のある部分が始まると元気に歌っていて、
そのころころと変わる表情が
かわいくて仕方ありません。

 

 

 

 

そして、ある日ひとりの子が
「見て~!おばけ~!」と言って
顔をびろ~んと伸ばし、
おばけのまねっこを始めたことをきっかけに、
「ぼくも~!見て~!」と、
お友だちにも連鎖していき、
あたりはおばけでいっぱいに‼

 

 

ふとした時にも、
友だち同士でなりきっては顔を見合わせ、
楽しそうに笑い合っている姿を
微笑ましく思いながら、
かわいいやり取りを見守っています。

 

 

 

 

 

 

なりきっていると言えば、もうひとつ。
春の終わりに名城公園でおたまじゃくしを見てから、
暑くなって散歩に行けず、
その後カエルになったのか、
ずっと気にしていた2歳児さん。

 

 

 

そこで、雨の日に
「ゲコゲコがえるを作ってあそぼう」と提案すると、
「カエルつくる~♪」と、
とても喜んでいた子どもたち。

 

 

 

1歳児さんもやってみたいということで、
身体の部分になる紙コップにシールを貼るのは
1,2歳児さんとも一緒にして、
カエルの顔は1歳児さんはシールで貼り、
2歳児さんはクレヨンで描いてみることにしました。

 

 

そして、1歳児さんは
できた身体と顔をぺたんとくっつけて、
カエルの人形にしてあそべるようにし、
2歳児さんは紙コップにストローを差して
ギザギザの部分を上下させ、
ゲコゲコとカエルが鳴いているような
音が出るおもちゃにしてあげました。

 

 

すると、2歳児さんは
はじめのうちはコツがつかめず、
「できないよ~」
「ゲコゲコしない~」と言っていましたが、
それぞれが繰り返し考えながら
やり続けることで、だんだんと音が出るようになり、
「ゲコゲコ言った~!」
「できたよ~!」とうれしそうに鳴らし、
2歳児さんの周りでは
カエルの大合唱が生まれていました。

 

 

 

 

 

 

すると、その楽しそうな様子を
“ぼくもやりたいな~”という
表情で見ていた1歳児のJくん。

 

 

 

そこで、Jくんの作ったカエルにも
ストローを差して
音が鳴るようにしてあげると、
一生懸命ストローを上下させ、
何とか音を出したいと必死になる姿が…。

 

 

 

 

 

一音目がゲコッと鳴ると、
「おっ?」と本人もびっくり!

 

 

 

そこから音が鳴るようになってからは、
給食の前までず~っと
ひたすらに鳴らし続けており、
帰る時にも鳴らしながら
うれしそうに降園していき、
とっても気に入ってくれた様子でした。

 

 

 

“1歳児さんにはまだ難しいかな?”
“ストロー、喉ついちゃうと危ないかな?”
という保育士の思う子どもの姿から、
1歳児さんは人形づくりに留めていましたが、
Jくん自身が面白そうなことに
目を向けて興味を持った気持ちや、
2歳児さんがする
”難しいことへの憧れの気持ち”を
大切にしてあげたことで、
こんなにも喜んでくれた姿を見ることができて、
一緒に同じ製作あそびを行える
異年齢の空間だからこそのよさだなと、
改めて感じることのできる活動でした。

 

 

 

ゲコゲコがえるを作ってからというもの、
ふとした次の活動への移動の瞬間などに
「ケロッ♪ケロッ♪」と言いながらジャンプをし、
カエルになりきっている
子どもたちの姿が見られるようになり、
あそびが日常へとつながって行き、
毎日を楽しく過ごせていることに
うれしさを覚えるとともに、
これからも子どもたちの興味を
たくさん汲み取りながら、
いろいろな活動や関わりに
つなげて行きたいなと思います。

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