2023/03/26
もうすぐ卒園式
こんにちは。
オリーブの中山です。
暖かい日が続き、
あちこちで子どもたちが
大好きなタンポポが
「春が来たよ」と
伝えてくれています。
ウグイスの声に
耳をそばだてて、
「ホーホケキョ」と鳴き声を
真似て楽しむ子どもたち。
テラスではさっそく
ダンゴムシ探しが始まって、
みんなしゃがみ込んで
一生懸命、地面を見つめています。
オリーブの子どもたちは、
視覚、聴覚、触覚と
五感を使い、
全身で春を感じています。
そして、
「見てみて!サクラが咲いてる」と
春が来た喜びを
お友だちと共有し合い、
笑いあっている姿に
成長を感じて胸が熱くなる思いです。
今年度も残りわずかな日数となり、
ぞう組さんのお部屋では、
子どもたちが卒園式の練習を
頑張っています。
卒園児入場で名前を呼ばれると、
目をキラキラさせながら
大きな声で「ハイ!」と答え、
歩き始めます。
卒園証書を手渡されると、
「ありがとうございます」と言い、
“たいせつなたからもの”という歌は、
3番まで大きな声で歌えます。
そんな卒園児たちの頼もしい姿に、
私たち保育者は卒園式を前にして、
すでに感動で胸がいっぱいです。
入園した頃には
保育者のひざから離れられなかった子や、
すぐに泣けてしまった子。
友だちの様子をずっと
見ているだけで精一杯でした。
慣れてくると、
それぞれ一人遊びで
玩具の取り合いをして、
怒ったり泣いたりしていました。
そんな小さな子たちが今では、
「手伝ってあげようか?」
「ありがとう」
「ぼくにも同じの作って!」
「いいよ」
「これ使う?」
「持ってきてあげる」
「待っててね」
お友だちを思いやりながら
共に工夫をしあって
いっしょに遊び、
作品を作り上げることが
できるようになりました。
保育者として、
どんどん成長していく
子どもたちを
見守ることができたことは、
とても嬉しいことでした。
「○○保育園には
大きなすべり台があるんだよ」
「幼稚園にはバスに
乗って行くんだよ」
子どもたちは
4月からの新しい生活に
胸を膨らませて、
お友だちとおしゃべりを楽しんでいます。
新しい世界に飛び出していく
子どもたちが、
ずっと健康で幸せであることを
心から祈っています。
この一年間の出来事が
走馬灯のように駆け巡るなか、
まもなく新年度がやってきます。
新しいお友だちが増えて、
また、にぎやかな
オリーブの毎日が始まります。